タロットリーディング動画講座【太陽編】
太陽の読み方をはじめから動画講座で丁寧に解説!
こんにちは、月森です。
タロットカード、大アルカナ、太陽のカードの解説です。
太陽の世界観
太陽は、自分をオープンにすることで勝利や成功を掴みとることができるカードです。
このカード、見るからに明るくて赤ちゃんが馬に乗っていて「ワ〜イ!」みたいな感じで両手放しに喜んでいますね。
この絵の通り、お祝い事とか、とても楽しい、賑やかなイメージのカードになります。
でも、これは、月の不安を乗り越えた先の成功なんですね。
太陽から出ている直線の波動と波状の波動は、陰と陽をあらわしています。
直線が陽のエネルギー、波線は陰のエネルギーで
2つのエネルギーが同時にバランス良く存在して
初めて明るい現実を作っていける事を示しています。
また、この太陽の光線の数を数えると、
直線が11本、波線が10本で21の世界と同じですね。
21には完成された成功という意味があります。
だけど、それが太陽で表現されているので、完成された成功はもう直ぐの所、今はそれにたどり着く前の一時的な成功というのが太陽のカードが示すニュアンスになります。
そして、「ヒマワリ」ですが、ヒマワリも太陽の象徴です。
後ろに4 本と赤ちゃんの花輪に6つありますよね。
全部で10個なので、運命の輪の要素も出てきて、完成というニュアンスになります。
ちなみに、この赤ちゃんが持っている「旗」なんですが、なびいてますよね。
実はこれって、西洋占星術でいう「獅子座」のマークと言われています。
しし座には祝福というキーワードがあります。
そして、産道から赤ちゃんが出てくる様子にも似ていますよね。
赤ちゃんは生まれたばかりで、後ろに塀がありますよね。
塀の向こうは、生まれる前の世界ですね。
前世です。
前世から、塀を超えて、この産道を表す赤い旗を通って生まれてくるんです。
ちなみに、赤い旗はこの世で、生まれてから無防備なまま旅立っていこうとする、産声をあげたばかりの赤ちゃんのように、とても賑やかで明るい意味を持つカードです。
生まれてくるわけですからおめでたいことですよね、祝福される始まりになります。
でも、裸のまま旅立とうとするなんて大丈夫?って思いますよね。
馬の表情を見てください。
「おいおい危なっかしいなぁ。そんな無防備で大丈夫か?」という顔をしていませんか?
生まれたばかりで、馬にも捕まらずに、こういう無防備な状況から、愚者のカードにも何となくイメージが似ていますよね。
無防備で白い動物が警告している感じとか赤い羽根も愚者と同じ赤い羽根で似ていますね。
ちなみに赤い羽根は、自由のシンボルで馬は自分が扱う事のエネルギーの大きさを表します。
なので、すべて今からなんでもできるというような印象に思っている、そういうおめでたい感じなんですけれども、それがずっと長く続くとはかぎらないという、そういう一時的な喜び事、という印象でリーディングしてくださいね。
たとえば、難しい会社に就職が決まったとかは一時的な成功ですね。
採用が決まったけど、出世して成功できるかはまた別の話ですよね。
あと、自分が提案した企画が採用されて上手くいくとかもそうですね。
こんな感じで太陽のカードが表しているのは、一時的な成功だと捉えておいてください。
長期的な成功は世界のカードですね。
19という数が表す意味
19という数は、9番の隠者のさらに1段階高いレベルを表しています。
「隠者」は自分の内側を見つめて叡智にたどり着くカードでしたね。
しかし、太陽のカードでは、紆余曲折を味わった先の真実が表に出てきて、
「隠者」が自由で輝かしい純粋な子供のような魂に変わったという見方ができます。
それから、1と9を足すと10、すなわち「運命の車輪」になります。
なので、この数からも、完成、成功というイメージが掴めますね。
それではカードの読み方を解説していきます。
太陽が正位置で出た場合の読み方
太陽が正位置で出た場合は、
・セレモニー的な成功をする(結婚・妊娠・出産・出世・活躍の場ができる)
・オープンマインドになろう
・思い切った行動ができる
..という読み方になります。
裸の赤ちゃんは、本当の自分っていう意味があるので、
自分をさらけ出して楽になった時の明るさが出てくるからこそ、
ラッキーなことを引き寄せやすくなるっていうのがありますね。
太陽が逆位置で出た場合の読み方
そして、逆位置になりますと、太陽が下に沈んでしまうので、若干これはネガティブな意味合いも出てくるんですけど、
・予定が白紙になるとかドタキャンになる・失敗に終わる
・思い切った行動ができない
..という解釈ができますね。
なので、未来のポジションにこのカードが出た時は、予定を確認してもしもダメだった時の対策を練るとか、事前によく考えておいたほうが良いという読み方になります。
よく、恋人と口コミで評判のいいお店に行く約束をして、楽しみにしてたのに、お店が休みだったとかだと、どちらかが不機嫌になって、喧嘩してしまうとかは結構よくあるパターンだと思うんですけど、太陽のカードの逆位置が出た時は事前に対策できるのでそういう痴話喧嘩は避けられるというメリットがありますね。
なぜ、失敗かというと、成功の真逆って読み方でも良いのですがもっと深い意味があります。
太陽のカードの正位置は一時的な成功っていう読み方がありましたけど、この成功は、自己開示することが成功の秘訣なんですね。
たとえば、出来ない自分とかって隠したいものですけど、それを出すことが人間関係で上手くいく秘訣だったりしますよね。
でも、もっと掘り下げていくと、自分を出すためには、自分を受け入れないとできないですよね。
なので逆位置の失敗は、自分を受け入れられていないことでの失敗ということになります。
たとえば失恋した場合は、相手に拒絶されたとか嫌われたと思いがちなんですけど、実は自分のことを受け入れられてないとか自分のことが好きになれないから、彼にも受け入れてもらえない、愛されないという場合があります。
愛されたいなら、自分のダメなところも受け入れて、そんな自分も愛することも必要です。
嫌われないために本当の自分を隠して見せかけだけのいい子になったり、彼の言いなりになって愛されようとしても必ず失敗します。
本当の自分をどんどん出していったほうが、愛されますし、そうやって本当の自分を受け入れてもらって愛された方が長期的に幸せな関係が続きますね。
太陽が逆位置で出た場合のアドバイス
なので、逆位置の場合は、
・自分の認めたくない部分も認めてあげることが今必要ですよ
というメッセージが伝わってきますね。
まとめ
できない自分、嫌な自分も許すことで、魂はどんどん成長していきます。
できない自分を克服したストーリーは、
人を勇気づけるきっかけにもなります。
逆位置を正位置に戻す経験談は、
あなた自身が誰か困っている人の太陽になれることを表しています。
そうなれた時、さらなる成長と成功が待っているんだよっていうメッセージを送ってくれていますね。
次回は審判のカードを解説していきます。
このカードも深い解説をしていきますので楽しみにお待ちいただければと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。