【注意!】九星気学で家族の相性を知る前に、親としての適性を知ろう
月森です、今回は、
【注意!】九星気学で家族の相性を知る前に、親としての適性を知ろう
というテーマでお話していきます。
◎九星気学で間違った鑑定をすると家族は不幸になる
九星気学では、様々な人間同士の相性を鑑定することが可能です。
それは必ずしも仕事や恋愛のパートナーに関するものだけではなく、家族や身内事も該当します。
今いる家族との相性を知って、夫婦関係の修復、離婚、引っ越しを考えたりする例は珍しくありません。
このように、今「いる」家族との相性を考えて解決策を講じるというのは、長い目で見るとお互いのためになることが多いですから、私も積極的になることが多いです。
しかし、中には九星気学や占いについて、本質的に間違っている考えを持ったまま鑑定にいらっしゃる方も少なくないのです。
◎「今は子供を産んじゃダメ!」九星気学に洗脳された母親に苦しむ女性相談者の話
私が直接お話を聞いたわけではありませんが、以下のような相談を受けた方がいるそうです。
「新しく子どもを作ろうと考えていたのですが、母親に時期が悪いと反対されます。
彼女は九星気学の占い師さんの言うことを気にしていて、どうしてもいい時期に出産して欲しいという意見を崩しません。
私もできればそうしたいですが、年齢も考えると今年が限界かな……という気持ちもあって悩んでいます。」
身内が占いにこっていて、良かれと思って当事者に指導する。
悲しいですが、よくある話の一つです。
これが極端になると、宗教とかスピリチュアルに傾倒することになるのですね。
ただ、考えてみて下さい。
そんな環境で、仮に良い運気の下に生まれてきたとして、本当に素晴らしい子どもに育つのでしょうか。
生まれた環境が最悪でも、それを反面教師にして成功した例はいくらでもあります。
また、一見成功を収めたように思えても、自分が欲しいものには一生届かない人生というものもあるのです。
いくら身内が幸せを望んで人生観を押し付けても、本人にとっては負担でしかない例はいくらでもあります。
不幸という概念は、自分で経験しなければ、不幸かどうかは分からないのですから。
◎相性の悪さを押し付けることに問題がある
まず、根本的な問題として相性の悪さを家族同士で押し付けることが、そもそもの不幸の始まりです。
相性が悪かったとしても、情・心といった人間特有の感性が相性を超える例は数多く存在します。
さらに言えば、九星気学上の対策を講じることで、状況を改善させた例もあります。
また、仮に両親との相性が良い場合は、ずっと実家暮らしを続けてしまうことで、かえって悪影響を及ぼす場合もあります。
40歳を過ぎてもずっと独身だったりする方の多くは、実家に運を吸い取られているとも言えるのです。
※(一度家を出て結婚し、それから子どもと一緒に実家に帰って来た場合はまた別のケースを考える必要があります。)
家族の相性を知る前に、あなた自身、もしくはあなたの親自身が「親としての適性」を備えているかどうかが重要です。
ただ可愛がっても、厳しく育てても、結局は子どもの人生には何ら良い影響を及ぼさないことが多いのですから。
各九星を比べたときに言えることですが、どの星に属する方も基本的には親として愛情は持っているはずです。
しかしそれが上手く働かないのは、自分自身が親としてどういう性格を持っているのか、しっかり理解していないことに一因があります。
例えば、九紫火星のお父さんは愛情深く教養が深い一面がありますが、それが基で他の親御さんと距離を置いてしまう傾向があります。
子どもにとって納得がいかないことがあっても、自分の意見を優先する傾向がありますから、その頑固さを解きほぐす訓練が必要になってきます。
自分自身が親としてどのような適性を持っているのか、その特性を知って良い親になるにはどうすれば良いのか。
九星気学を語って家族の人生を変えようとするなら、まずその人から正しい知識を身につけて欲しいと心から思います。