タロットリーディング動画講座【世界編】
世界の読み方をはじめから動画講座で丁寧に解説!
こんにちは、月森です。
タロットカード大アルカナ、世界のカードの動画解説です。
この、世界のカードは大アルカナ22枚の最後のカードで、卒業とか、完成を意味します。
世界の世界観
シンボルを見ていきましょう。
四大聖獣を、見ていただきたんですが、これ、前にも出てきた、運命の輪のカードで勉強していた未熟な四大聖獣が、もうしっかり勉強し終えて成長した姿が描かれていて、「全てあるがゆえの最強」を表しています。
少し復習すると、右下の獅子は(火・ワンド)を表し、左下の牡牛は(地・コイン)、左上の人は(風・ソード)、右上の鷲は(水・カップ)を表しますね。
・行動力や情熱を示すワンド・思考や知性を示すソード
・愛と共感、感情を示すカップ
・形にする力を示すコイン
や、両性具有の女性で陰と陽すべて揃った完璧な状態を示すカードです。
この四大元素全てを完璧に使いこなせるので必要なものは、自分の力で何でも生み出すことができるということですね。
世界のカードが出た時は、1つの物事が完成するとか、やりきる、最後までやり遂げられるとか、そこからの卒業、というものを意味します。
輪の真ん中にいる人は、女性のように見えるかもしれませんが、これは、「男性でもあり、女性でもある両性具有の存在」といわれています。
豊かな胸は女性性を表していて、隠されている下半身には、男性性器が生えていると言われています。
つまり、男性と女性を統合した存在ということであり、人間の完成形という風に言われています。
全てのものが満たされて、これ以上無い完成、出来上がった状態であるということを、このカードは示しています。
そして、この人物を囲んでいる輪は、実は月桂樹で作られた「蛇」です。
この蛇は、「ウロボロスの蛇」といわれ、自分の頭で自分のしっぽをかじっています。
ウロボロスの蛇は、「無限性」の象徴です。
ウロボロスの蛇の上下に、赤いマークがありますが、これは、
「無限にずっとぐるぐるまわる」
といった「無限性」の象徴である「レムニスケート」が描かれています。
レミニスケートは、一般的には無限マーク (∞) と呼ばれています。
要するに世界のカードには無限が3つあるってことですね。
21という数字が表す意味
ちなみに「3」という数は産み出す数ですね。
そして、21という数は、2たす1で3ですね。
やっぱりここでも、何でも自分で生み出せる、叶えられるということを表していますね。
それから、カードをよく見てください。
この月桂樹の蛇の輪は、「0」に見えませんか?
これは出口であり、入り口ですね。
(出入り口ということから、出産などを表すこともありますよ。)
この無限大のカード、完成された世界の、一つの終わりを表すわけですね。
例えば小学校が終わったら中学校に行き、学生生活を卒業したら、就職し、退職したら第二の人生が始まるというように、完成して卒業するということは次の世界の始まりでもあって、一旦また振り出しに戻る、ゼロに戻るとか、そういう一つの完成と卒業を意味するカードです。
この今の居場所でやるべきことは全てやりきったとか、もう、ここではここまで、みたいな、これ以上先が無いというような解釈になります。
「愚者」も最強のゼロでしたが、こちらのカードにもゼロが表れているのですが、なぜゼロか分かりますか?
「全てがある」ということは、「何もないものがない」ということになりますよね。
全て揃っている、完璧であるがゆえに「ないものがない」という「ゼロ」と捉えられます。
だから、
「何もないものがない、すべてがある最強」
と捉えると分かりやすいと思いますね。
逆に愚者は地位も名誉もお金も何も持たないがゆえの無限の可能性と何のしがらみにも縛られない自由を持った最強ですよね。
世界が正位置で出た場合の読み方
世界が正位置で出た場合は
・1つの物事が完成する・物事を達成する
・努力が実を結ぶ
・願いが叶う
・ハッピーエンドを迎える
・卒業
・グローバルに活躍する
..といった意味になります。
あとは、結婚とかそういういとつの関係性の完結も表しますね。
でも、その今の彼との関係はもう卒業する、という解釈もできるので、このカードだけで、ゴールイン宣言は出来ません。
周りにドローされたカードとの兼ね合いをシッカリ見ながら、何らかの関係性が完結するという読み方をしてくださいね。
1つの物事が完結するといイメージで受け取ると良いです。
それから、「世界」というテーマから、『グローバルに活躍する』とか『海外』を示すこともあります。
世界が逆位置で出た場合の読み方
逆位置で出た場合は、
・足りないものがあって完成に至らない・未完成
・中途半端な状態で物事を投げ出す
・妥協する
..などという風に読みます。
基本、ノット完成なので、まだ未完成です。
まだ物事を成し遂げられてなかったり、やりきれてなかったりとか、中途半端な状態ですね。
最後まで完成しきれていない、と、途中である、という意味になります。
途中であるということは、言い換えれば、まだ伸びしろがあるという意味でもあります。
やるべきこと、課題がまだ残っているから卒業するにはまだ早すぎるという感じですね。
あと、自分では出来ていると思っていたとしても、評価されるところまで来ていないというか、中途半端な状態とか、不完全燃焼でまだまだ、足りない、もっと向上しましょうというような厳しい意味でもあります。
だけど、もともと自分で成し遂げる力をもっているんだから実現するために、何が必要で何がいらないのか見極めていきましょうということですね。
世界の逆位置が出た時のアドバイス
じゃあ逆位置で出たらどうすれば良いかというと、
・完成するために足りない要素は何か?・完成をブロックしているものは何か?
・どうすれば成功へ導いてあげられるか?
・途中で諦めようとしていないか?
などを考えると、解決への道が見えてきます。
まとめ
このカードは特に、周りに出たカードで判断する必要があるので、複合的に読んでいってくださいね。
大アルカナだけで読むことはできますが、細かい事象は小アルカナもできた方が深く読めます。
小アルカナは、本気の人だけにお伝えしていきますし、講座については、メルマガで募集します。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
Comment
何度も何度も繰り返しています。
わたしの周りでも、タロットカードを学んでいる方は思っているより多いです。
しかし、タロットはイメージや感性が大事と先生に教えられているとか、数字での解釈のことを話すと聞いたことがないと言う人もいました。わたしは、以前学んだときにイメージ、感性でと初心者で何もわからない状態でやり始めて挫折しています。わたしみたいなものにも希望が与えられたような教え方で本当に感謝しています。月森先生がおっしゃっている通り、基礎をしっかり学んでそれからイメージを広げたいと思います。
ありがとうございます。
私は、この間たまたまユーチューブでこの動画を発見して、今までなかなか覚えられなかったカードの意味が、分かりやすい説明で頭の中でインプットできました。
そして短い動画の中にいろいろな歴史であったり教訓が散りばめられていて、これはちゃんと覚えたいと思い、ノートに書いて今覚えています。
一番いいなぁと思うのが、悪いカードであってもアドバイスが前向きで、どんな失敗や苦労や挫折した人でも、悪いと責められるのではなく、そういうのも包み込んでくれるようなやさしさを感じるところです。
それが、月森先生の話し方や文章から感じられて、すごくいいなぁと思います。
少し趣味でタロットができたらいいなぁと思うくらいだったのですが、この動画とブログをみるだけで、すごく自分自身を癒してもらい、元気をもらいました。
できるだけ早くきちんと覚えて、副業でもいいから仕事としてやっていきたいという気持ちになっています。
これからもたくさん動画やブログで勉強させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。